カテゴリ:カンボジアのお米



カンボジアの稲作事情
カンボジアはインドシナ半島の南部に位置し、東側はベトナム、北側はラオス、北西側はタイと国境を接しています。国土の中央を流れるメコン川と西北部のトンレサップ湖周辺の平野が国土の約40%を占めています。 カンボジアの稲作は、国民の主食である米の生産を支える重要な産業で、次のような特徴があります。 ・耕地面積の約67%が稲作に利用されています。 ・雨期作と乾期作に分けられます。 ・雨期作は全栽培面積の87%を占める低地天水型が中心です。 ・2013年の全国平均単収は3.1t/haと上昇しています。 ・バッタバン州やバンテイメアンチェイ州では、高品質の雨季作品種であるオンコー・プカー・マリスが生産されています。 カンボジアの農業は国民経済の中心的役割を担っており、全人口の約60%が農林水産業に従事しています。農業はGDPの約31.6%を占めており、農業立国として知られています。