カンボジア国内観光ツアー · 10日 11月 2024

ワットだけじゃない！アンコール遺跡群＆近郊のおすすめ遺跡「サンボープレイクック」

私はカンボジア日本語ガイドのゴマンと申します。私は毎日、カンボジア旅行に来た日本人の皆様を案内しています。私のツアーは初めての旅行でも、一人旅行でも、家族旅行でも安心です。本日はシェムリアップから東南へ約180kmのところにあるサンボープレイクック遺跡を紹介します。

サンボー・プレイ・クックは、カンボジアで3つ目の世界遺産として登録された歴史的な遺跡群であり、チェンラ時代（前アンコール時代）に遡る重要な遺跡です。この遺跡群は、カンボジアのトゥボン省に位置し、インドラチト王国の首都として栄えた場所として知られています。2017年にユネスコの世界遺産に登録されました。

＊サンボー・プレイ・クックの特徴

1. 八角形の詞堂

サンボー・プレイ・クック遺跡で特に注目される建築物の一つが、八角形の詞堂です。この特徴的な八角形の構造は、他のクメール遺跡には見られないユニークなデザインです。この詞堂は、当時の宗教的な儀式や神々への奉納が行われる場所だったと考えられています。

2. 「空中宮殿」の彫刻

サンボー・プレイ・クックには、「空中宮殿」と呼ばれる彫刻が存在し、その美しさで広く知られています。この彫刻群は、神々や王の神格化を描いたもので、特に精緻で細かな彫刻が施されており、当時の宗教的な世界観や王朝の権力を示すものとして貴重です。

3. アンコール時代の大きな橋

サンボー・プレイ・クック遺跡へのアクセス路にはコンポンクディにあるアンコール時代の大きな橋が含まれています。この橋は、アンコール時代に建設されたもので、長さ約85メートルに及ぶ大きな石造橋であり、クメール帝国の建築技術の高さを示すものです。現在でもその構造がほぼ完全な形で残っており、観光名所としても非常に人気です。

＊歴史と文化的背景

サンボー・プレイ・クックは、チェンラ時代、すなわちアンコール王朝が栄える前のインドラチト王国時代に建設されたものです。インドラチト王国は、現在のカンボジア中部に広がる地域を支配しており、その文化と宗教は後のアンコール王朝に大きな影響を与えました。サンボー・プレイ・クックは、インドラチト王国の王宮や宗教的中心地として、当時の社会や宗教の重要な証人となっています。

＊サンボー・プレイ・クックの観光

サンボー・プレイ・クックは、観光地としても人気がありますが、アンコール遺跡群ほどの混雑はないため、より静かな環境で歴史的な遺産を楽しむことができます。遺跡群内を歩きながら、当時の建築様式や宗教的な背景を感じ取ることができるため、歴史や文化に興味のある旅行者には非常に魅力的な場所です。

また、遺跡周辺の自然も美しく、地域の文化や風景も楽しむことができるため、カンボジアの歴史に興味がある人々にとっては一度訪れる価値のあるスポットと言えるでしょう。

＊まとめ

サンボー・プレイ・クックは、カンボジアの歴史と文化を深く理解するための重要な場所です。特に「空中宮殿」と呼ばれる彫刻や、八角形の詞堂、アンコール時代の橋など、見るべきものがたくさんあります。カンボジアの他の世界遺産、特にアンコール遺跡群と同じように、サンボー・プレイ・クックは非常に貴重な歴史的な遺産であり、観光に訪れることでその魅力に触れることができます。

◇ 満喫ポイント＜ 1 ＞　＜スペンカンポン・クディー橋観光＞

途中、コンポンクディ町にあるアンコール時代に作られた大きな橋も観光します!

スペンカンポン・クディー橋観光は12世紀の終わりにジャヤバールマン7世という王様によって建てられた、ラテライトの橋でございます。長さ８６ｍ、幅１６ｍ、高さ川の底から上まで１０ｍでございます。